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煮物や田楽に欠かせないこんにゃくは、こんにゃく芋が原料です。でも、こんにゃく芋って、どんな芋だかご存知ですか?こんにゃく芋はサトイモ科の多年生植物で、原産はインドシナ半島といわれています。八つ頭をもっとゴツゴツさせた形から、現地では「象の足」という異名があるそうです。日本へどのように伝わったかはいろいろな説がありますが、食用として定着しているのは日本くらいなのだそうですよ。
こんにゃく芋はじゃが芋と同じように種芋から増やしますが、成長するには2〜3年かかります。春に植えたものを秋に収穫し、また春に植えるということを繰り返し、3年目の秋にやっとどんぶりくらいの大きさに成長し、晴れてこんにゃくの原料となります。3年を過ぎるとこんにゃく芋の真ん中から伸びた芽がどんどん成長し、やがて先のほうに水芭蕉に似た形の赤紫の花を咲かせます。咲いた花は強烈な臭いを発するそうです。
日本で栽培されているこんにゃくのうち、現在、生産の90%以上が「はるなくろ」「あかぎだま」です。生産量の多いのは群馬県で、次の栃木、埼玉県を抜いてダントツ1位。こんにゃく芋はその無骨な姿とは対照的に意外にデリケートで、自然条件に左右されやすく、栽培が難しい植物と言われています。 昔は栽培法が確立せず、長年の経験と運まかせだったため「運玉」と呼ばれていたそうです。秋に収穫した種芋は畑で半日干し、さらに風通しの良い日陰でよく乾燥させてから、最低気温が13度以下にならないよう温度管理された貯蔵庫に保管します。こんにゃく芋の成長には上州名物「空っ風」が好条件になっているようですね。
次回はこんにゃく芋からどうやって、おなじみのこんにゃく製品を作るのかをご説明しましょう。
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