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わかめのお話「干し方いろいろわかめの種類」
わかめの名産といえば三陸や鳴門。中でも「干しわかめ」は水に戻せばすぐに使えて便利なので、お土産にいただくとうれしいものですね。ところで三陸と鳴門の干しわかめ、同じ干しわかめでも作り方が違うというのをご存知でしたか?

岩手三陸名物の干しわかめは「素干しわかめ」または「吊干しわかめ」と呼ばれるもので、採ったばかりのわかめを海水で洗って物干し台のような乾燥台にかけて干したもの。塩蔵わかめが普及した今ではむしろ珍しくなりましたが、昭和40年代までは親しまれていたわかめだったそうです。20分ほど水に漬けて戻すと磯の香りがぷーんとしてきます。特に春先の若いわかめで作ったものは柔らかくて、とてもおいしいですよ。
いっぽうの徳島鳴門名物の干しわかめは「灰干しわかめ」といって、採ったわかめにシダやススキの木灰をまぶして乾燥させた後、灰を洗い落として網に吊るして干したもの。灰のアルカリ分の作用で色は濃い緑色のまま、長時間水に漬けても弾力があり、保存も良いとされる干しわかめの高級品です。

もう一つ、島根半島など山陰地方の名産の「板わかめ」も有名です。海水の代わりに真水で洗って、スノコなどにのせて乾燥させた干しワカメで、戻さずにそのままあぶっていただきます。塩などで味をつけたものもあって、細かく揉んでご飯に混ぜるだけで、わかめご飯ができます。おにぎりにしてもおいしそうですね。
ちなみに今ではおなじみの「カットワカメ」は、昭和50年頃に開発された干しわかめのニューフェース。湯通し塩蔵わかめを水で洗って塩抜きし、一口大に切って熱風乾燥させたもので、そのままみそ汁に入れられる手軽さが便利ですよね。
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